チグリスやユーフラテス(創2:14)など、同じ名前の川が、どうして現在もあるのでしょうか?

ノアの洪水によって創造された地球は滅びましたから、チグリスやユーフラテスもこの時点で消滅しました。しかし、洪水後、ノアの子孫たちが新しい土地に入って、故郷の土地を懐かしく思って、そこに新たに出来た川に馴染みの深い名前を付けたのでしょう。

現在、世界の離れた地域に同じ名前の都市があるのも、似たような状況下で生じていることでしょう。例えば、イギリスのオックスフォードやケンブリッジという名前が、移住した人々によってアメリカやカナダでオックスフォード郡という地名が生まれ、ケンブリッジが生まれました。オーストラリアにはリバプール市がありますが、イギリスの地名を採用したものです。

アメリカ・ペンシルバニア州には、イエス・キリストご生誕の都市ベツレヘムという名前を貰った都市があります。アメリカのベツレヘムは1741年にモラヴィア兄弟団によって創設され、初期は同教会の宗教都市として発展したようです。2010年、人口は74,982人と報告されています。